大変なことになってしまった。今日はポーカーの決勝ということで、まあ私には関係のない話だけど今日もがんばるぞーと思いながら普通に打っていた。そして容赦なくチップを持っていかれ続けスタックは順調に減り続け、いつものかんじだったのだけど「くそーこのままフェイドアウトしてたまるか」と思い、オールインでRさんを下ろせたところくらいから気持ちがかわり、何回かラッキーな勝負があって相手の全額を奪ったりすることができて、気がつくと今まで見たことないくらいの大量のスタックが自分の手元にあった。いや、ベテランの強い相手と勝負して勝ってまくったということはすごいうれしいことに間違いないのだけど、正直脳機能が容量を超えてしまっていて、「うれしい」を正しく感知できず、周りの人が今の展開について感想や解説をしてる話もききたいのにうまく聞き取れず、なんならところどころ記憶が飛んでるのであった。頭が真っ白って、こういう状態のことか…。そして続くゲーム中、私の頭の中にずっとあったのは「これ、みんな怒ってるんじゃないの…?」という心配だった。みんななんだかんだ言いながらこの大会で1位2位をとったら獲得できるポーカーの大会に参加できる権利を本気で狙っていて、そのために予定調整したりとかさえしていたのである。かたやその日程すら把握してない私。そしてミニマムレイズの額とか、基本的なルールさえまだおぼつかない私。これはまずい…これはまずいぞ…。でも私が暫定1位でみんなのスタックを奪ってしまった以上、もう今までみたいに「わーやばーい!どうしよー」などと能天気に言って相手に笑顔で許してもらおうなんてことはできないのだ。みんな本気なのだから。孤独…。そしてRさんが「みんなNさんが大会に行く気があるのかどうかを多分すごい気にしてて聞きたいんだけど聞けないんだと思うから面白いからもう少しそのままにしててね」と冗談っぽく言って、確かに、この無言の圧…。そうか…みんな心の中で「あなたが行っても…ねえ?初心者だし…。そのへん、俺たちなら大会でもそこそこ戦えるわけで…前から本気で行きたいと思ってて予定もあけてるし…権利放棄しちゃえば?」と思ってるということか!むむむ…。じゃあ行ってやる!と思い、「行きます」宣言。その後も、スタックに余裕があるのもあるけど勝ち続けて1位で終了。
Sさんと駅まで帰る道の短い間の時間の中でSさんがほんとうに私のためにいろいろ詰め込んでくれるのがわかる。さっきのプレイから例を出して「あそこは絶対勝ってるとこだからレイズじゃなくて1回チェックして相手から引き出さなきゃ」みたいなこともそうだし、「今はハンド通りに打ちすぎ。もっとブラフ入れたり、場にKが出たら、K持ってないときに、K持ってる、やった、みたいなのが思わず出ちゃいましたみたいな顔したりしてもいいんだよ」とか。全部の話が今の自分にとって最高にためになってる気がする。
帰りの電車でRさんとメールのやりとり。私の本音は引き続き「やばい、どうしよう」であり「私なんかがすみません」なのだが「勝った人には堂々としてほしい。偉そうに戦ってきて!」と言葉をいただいて、うん、そうだよな、と思うし、あれ、このことば前にもどこかできいた、と思ったら2か月前にSさんに言われたことと同じじゃん。そうだ。私の道はもう決まってる。初心者キャラを脱して、もっと強くなって、対等に勝負してもらう方向にしか道は開いてない。がんばる。
ちなみに横浜駅に着いたあたりで「やばい」「どうしよう」がだんだん減って本来の「めっちゃすごいじゃん!すごいうれしい!!」をようやく感じられるくらいに脳が回復した。遅い。(N)
Sさんと駅まで帰る道の短い間の時間の中でSさんがほんとうに私のためにいろいろ詰め込んでくれるのがわかる。さっきのプレイから例を出して「あそこは絶対勝ってるとこだからレイズじゃなくて1回チェックして相手から引き出さなきゃ」みたいなこともそうだし、「今はハンド通りに打ちすぎ。もっとブラフ入れたり、場にKが出たら、K持ってないときに、K持ってる、やった、みたいなのが思わず出ちゃいましたみたいな顔したりしてもいいんだよ」とか。全部の話が今の自分にとって最高にためになってる気がする。
帰りの電車でRさんとメールのやりとり。私の本音は引き続き「やばい、どうしよう」であり「私なんかがすみません」なのだが「勝った人には堂々としてほしい。偉そうに戦ってきて!」と言葉をいただいて、うん、そうだよな、と思うし、あれ、このことば前にもどこかできいた、と思ったら2か月前にSさんに言われたことと同じじゃん。そうだ。私の道はもう決まってる。初心者キャラを脱して、もっと強くなって、対等に勝負してもらう方向にしか道は開いてない。がんばる。
ちなみに横浜駅に着いたあたりで「やばい」「どうしよう」がだんだん減って本来の「めっちゃすごいじゃん!すごいうれしい!!」をようやく感じられるくらいに脳が回復した。遅い。(N)